東京駅の地下街は、まるで、飲み屋街のようだ。入ってみたくなる店がたくさんある。グランスタ地下北口の改札を外に出ない辺りにビールや日本酒やウイスキーがちょっと飲める所が多い気がする。値段は高そうだが、まあ東京駅中だし、最近の悪性インフレの中では、仕方ない。駅の中で昼間から自由に飲めるなんて。仕事帰りに居酒屋で一杯が習慣という中毒の人々も、だんだんと、駅中スタンドで一杯に変わってくるかも知れない。そうなると「駅」のビジネスにおける重要性は増すだろう。ビジネスは会社の為。会社は月給の為。月給は帰りに一杯酒を飲む為にあるのだから。
2023年8月21日月曜日
2020年8月16日日曜日
日本はなぜ無謀な戦争を継続したのか?
私は、文藝春秋2020年8月号の記事「日本の地下水脈 五つの国家像」( 保坂正康さん)を読んで、思い当たったことがある。現在の日本は、戦争の時の日本とほとんどそっくり似ていると。つまり、現在の日本は国家というよりは、むしろ、一つの「企業組織」のようなものなのかも知れない。ビジネス目的が第一、経済第一なのかも知れない。現在の社会の上層部(戦時中の戦時指導者に相当)のこの世における生活を維持するために、経済を第一とし、その他の国民を消耗品として扱っている。そう思い当たった。
[以下、文藝春秋2020年8月号 p.398より]
<戦争をビジネスにした日本軍>
日本における資本主義の発展も、軍が主導するかたちで進んだ。軍を強化するためには、艦艇や武器などの生産システムを完備しなければならない。そのため、軍需産業が経済の中心に位置づけられた。また、軍との結びついた資本には、国有財産の払い下げが破格の安値で行われた。
さらに言えば、日清戦争以降、日本は「戦争に勝って相手から賠償金を得る」ことが目的化してゆく。企業が資本を活用してビジネスで利益を上げるように、日本という国家は国民の生命と財産を戦争に投じることによって、利益を上げることを企図してきたのである。
実際、当時の日本がほぼ十年おきに戦争をしていることも、戦争が営利事業であったことを示唆している。
より分かりやすい例がある。昭和20年8月10日と14日、ポツダム宣言を受諾するかどうかを検討する御前会議が開かれた。この時、参謀総長の梅津美治郎は、国民の安全や国体護持のことよりも「賠償金をいくら取られるのか」という懸念を、しきりに口にしているのだ。
私はその記録を読んだとき、日本軍は賠償金を獲得する"ビジネス"として戦争をおこなっていたのであり、軍とは"会社"であったのだ、ということに思い至った。
そう考えると、なぜあの戦争で無謀な戦いを繰り広げたのかも想像がつく。負けたら巨額の賠償金を取られるからである。だからこそ、「勝つまで戦争を続ける」といった不合理な発想に陥り、戦時指導者は兵士の命を消耗品のように扱うことにも感覚が麻痺していったのだ。
[文藝春秋2020年8月号 p.398より]
2017年2月25日土曜日
文化庁の京都移転を契機に、文化と観光、伝統産業を繋ぎ、日本中の伝統産業を元気に
『~ 文化と言うものを、これまでのような「贅沢品だ」とか「趣味のものだ」というような捉え方ではなく、観光戦略の中で、経済活性化の柱として、きちんと位置づけないといけませんね。文化は経済活動の中心のひとつです。
ところが、いま経済原理と文化がかけ離れてしまっている。
かつて織物や染物などの伝統産業はドル箱でもありましたが、今やその多くは、日本の伝統を守るために支援しないといけない状況です。
文化庁の京都移転を契機に、文化と観光、伝統産業を繋ぎ、日本中の伝統産業を元気にしなければなりません。 ~』
(文藝春秋 2017年3月号 文化で日本を豊かに〜京都の役割〜)
2017年2月6日月曜日
興銀と大蔵省と新日本製鉄
戦後体制は、三つの組織を見ることで理解できます。資金配分を担った「日本興業銀行(興銀)」、財政と税、認可権を握った「大蔵省」、産業資本の中心になった「新日本製鉄」の三者が、日本経済をリードした。それを五五年体制下の自民党が支える構図で邁進し、高度成長を達成した。そのひずみが出たのが、七〇年代にかけてのことです。(文藝春秋2017年2月号 p.178)〜そうだったのかも知れない。私はバブルの後始末を仕事としていたとは言え、その時思ったことは、バブルで浮かれた世代の者達からの指図は受けぬ、と言うことであった。生まれてこのかた、人として生きることにしっくり来ないのは、おそらく、このくだらない世代にへいこらせざるを得ず、泡沫のような物事に、まみれ続けてきたからであろう。それはともかく、バブル世代は分かりやすい者達が多い。見た目も雰囲気も話し方もほとんど変わり栄えが無く自身の自慢話をするかと思えば気分次第で下の者に圧力話をし思いどおりの返事が返って来ないと怒りだす。やれやれこれが日本の高度成長時代の生みだした成果物だったのかもしれない。
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