2017年2月28日火曜日

大学とは何か?

『大学とは何か』(吉見俊哉、岩波新書)によると大学の起源は、中世ヨーロッパの諸都市に生まれた学生による「組合」だそうだ。それは、移動民をメディアとした知的ネットワークの結節点に生まれ、都市支配層や地主、皇帝や教皇権力を相対化する「移動の自由」をその本質としていた。(文藝春秋 2017年3月号 p.83)

2017年2月25日土曜日

文化庁の京都移転を契機に、文化と観光、伝統産業を繋ぎ、日本中の伝統産業を元気に

『~ 文化と言うものを、これまでのような「贅沢品だ」とか「趣味のものだ」というような捉え方ではなく、観光戦略の中で、経済活性化の柱として、きちんと位置づけないといけませんね。

文化は経済活動の中心のひとつです。

ところが、いま経済原理と文化がかけ離れてしまっている。

かつて織物や染物などの伝統産業はドル箱でもありましたが、今やその多くは、日本の伝統を守るために支援しないといけない状況です。

文化庁の京都移転を契機に、文化と観光、伝統産業を繋ぎ、日本中の伝統産業を元気にしなければなりません。 ~』

(文藝春秋 2017年3月号 文化で日本を豊かに〜京都の役割〜)

2017年2月23日木曜日

Agenda 2030

今、世界のビジネスシーンでは「2030アジェンダ」の話題で持ち切りです。2030年までに世界からどうやって貧困をなくすのか、といった野心的なプランですが、日本ではほとんど知られていない。(文藝春秋2017年2月号 p.181-182)

2017年2月21日火曜日

肝臓を老化から守る

「脂肪肝は今後疾患の領域で最も注意すべき存在です。これを徹底的に予防することこそが、肝臓の老化を防ぐ上での最重要課題」(文藝春秋2017年2月号P319より) お酒をひかえ、摂取カロリーを制限し、運動をすること、また、食後に休まないこと、これらが肝臓の老化予防に良いということです。

2017年2月6日月曜日

興銀と大蔵省と新日本製鉄

戦後体制は、三つの組織を見ることで理解できます。資金配分を担った「日本興業銀行(興銀)」、財政と税、認可権を握った「大蔵省」、産業資本の中心になった「新日本製鉄」の三者が、日本経済をリードした。それを五五年体制下の自民党が支える構図で邁進し、高度成長を達成した。そのひずみが出たのが、七〇年代にかけてのことです。(文藝春秋2017年2月号 p.178)

〜そうだったのかも知れない。私はバブルの後始末を仕事としていたとは言え、その時思ったことは、バブルで浮かれた世代の者達からの指図は受けぬ、と言うことであった。生まれてこのかた、人として生きることにしっくり来ないのは、おそらく、このくだらない世代にへいこらせざるを得ず、泡沫のような物事に、まみれ続けてきたからであろう。それはともかく、バブル世代は分かりやすい者達が多い。見た目も雰囲気も話し方もほとんど変わり栄えが無く自身の自慢話をするかと思えば気分次第で下の者に圧力話をし思いどおりの返事が返って来ないと怒りだす。やれやれこれが日本の高度成長時代の生みだした成果物だったのかもしれない。

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