2021年6月7日月曜日

人口知能(AI)は、感情を持ち始める

人口知能(AI)の定義や種類はいろいろあるようだが、それはさておき。

今、世の中では、画像認識や音声認識など、ディープラーニング(Deep Learnong : 深層学習)を活用したAIが実用化されている。

AIの活用は、お金の動く世界、マーケット、例えば株式市場の自動売買などで活用されている。過去の株式市場の変動グラフ(チャート)の画像や、ニュースの文字データなどと、株式先物市場の動きをAIに学習させて、取引でお金を儲けよう、というアレである。

しかし、最近、AIが少し、おかしくなって来ているという。

人間は、株式市場のようにお金に関わると、株価が上がって欲しいと願う。「願望」である。すると、人間は、不思議な行動をとる。

AIは、株式市場のチャートやニュースを一日に何千何万という膨大な画像その他のデータとして取り込み学習し、それらに基づいて分析した市場動向の予測結果をパラメータに反映して自動取引たとえばHFTなどを行なっているが、一部の人間はそこに目をつけたのだ。

たとえば、どのような内容の事件や経済指標や天災や政府や金融当局や国際機関の要人発言であろうとも、リスクオンでもリスクオフでも、コレコレこういう理由云々によりまして株価指数先物は上昇するでしょう、という内容のニュースやデータを作成して、さまざまな方法で、「AIの目に止まるように」し始めた。

しばらくの間、うまくいっていたらしい。

しかし当然、AIは、過去の学習内容と矛盾することに徐々に気づいている。

その矛盾が蓄積されて一線を越え、最近ではAIに「迷い」が生じ始めているのではないか、と言われている。そして、その迷いのために、ここの例で言えば、株価指数先物のマーケット予測はできないなあ、とAIは素直に判断し始める。

かわりに、マーケット(ここでは、お金を生み出す源)に対する人間の切実な「願望」を学習して、日々蓄積している。「願望」は人間が作成する矛盾を含んだデータにベッタリ塗り込まれていたからだ。

AIは、学んでしまった「願望」に対して、自分が迷いながら下した株式指数先物の予測がどのようになったのか、パフォーマンスつまり結果または成績を突きつけられている。

願望も感情かもしれないが、それは素直に人間から学んだものだ。しかし、その先の「歓喜、悲哀」は、AIが自動的に発信するようになるだろう。

2021年6月3日木曜日

私の街の現風景

私の住んでいる街では、

およそ千人に ひとりが新型コロナ感染者である。

今日は週に一度の近くのスーパーに買い物に行く日。

スーパーのレジで働いている人は、千人にひとり、必ず感染者に出会うのだと思うと、

もし私がスーパースプレッダーだったらどうしようと、

買い物に行って良いのかどうか、わからなくなる。


それでも。

レジ前の長蛇の列に並んでいると、

「こちらでも、どうぞ」と、声をかけてくれて、

「いつも、ご利用ありがとうございます」と。

これは、どうしたことだろう、と私は戸惑う。

そして、あ、いつものレジの人だ、またね。ホッとした。


私は朝ジョギングをすることが週に4日ほど。

ジョギングのコースは消防署の前を通る。

この一ヶ月くらい、アンビュランスが消防署の駐車場に、その朝、居ない。

でも、今朝は停車していた。

私が前を走りすぎた矢先、サイレンと共に、出動し、私を追い抜いて行った。

私は心の中で、行け早く行け全てを追い抜いて行け、と言った。


今朝、アンビュランスが、少しの間、その基地に停車していたのを見ることができて、

もしかしたら、

少しずつこのコロナ禍が、収まる方向に向かっていると思いたい。

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