2016年8月21日日曜日

関ケ原

「会見がおわり、使者たちは二ノ丸の宿舎にひきあげたあと、景勝と兼続は茶室に席をうつし、主従水入らずで茶を楽しんだ。 茶室でふたりが茶を喫しているあいだ、先刻の使者についての話題はどちらもいっさい口にせず、菓子の話だけが出た。 松風という京菓子である。 その菓子が、茶菓子として出ている。」(司馬遼太郎 『関ケ原』) 文藝春秋2016年8月号 名作 名食より

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