2014年7月10日木曜日

猫ながら一の真理を感得


吾輩はこの刹那に猫ながら一の真理を感得した。
「得難き機会は凡ての動物をして、好まざることをも敢てせしむ」

「凡ての動物は直覚的に事物の適不適を予知す」

「危うきに臨めば平常なし能わざるところのものを為し能う。これを天佑という」

「凡ての安楽は困苦を通過せざるべからず」

(吾輩は猫である 夏目漱石)

苦沙弥先生すみません。最初の「得難き機会は・・・」を真理に入れ忘れてしまいました。でもこの世に生まれたこと自体が得難き機会であればこそ、好まざることをも敢えてするのは真理というより自然で、元来思慮せざることと思われまして。

2014年7月6日日曜日

日本のコンビニ (セブン&アイ 鈴木さん)

日本のコンビニについてセブン&アイ鈴木さんのお話に大変感銘を受けました。

(セブン&アイ鈴木さんのお話):

日本国内のコンビニは5万店になったから飽和状態だと言われている。 だから海外へ出ていくしかないのだという議論も見受けられる。 しかし私は、飽和の状態などあり得ないと言っています。

日本社会は今後も大きく変化し続けるでしょう。 変化によって、必要とされるサービスや業態、店舗数もまた変わってくるはずです。 単純な数の問題ではありません。

国内では、もう儲けられないから海外へ行くという考えも、好きではありません。 国内で稼ぐ知恵も出ないのに、何故海外で勝てるのか。 (中略) 

セブン・イレブンも世界展開していますが、それは、そこに新しい市場と戦略を見出したからです。 (中略)

増税も、国家財政上不可欠であり、長期的にみて、それが社会の安定を増すものであれば、消費者心理にも良い影響を与え、経済にも望ましい「変化」になりえます。 国民の立場に立って、その心理を見きわめ、求められている「納得感」を追及すること、それは、政治においても経済においても、変わらない原理原則なのではないでしょうか。

(BUNGEISHUNJU 2014.6, P153)

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