DESIGN CAFE TOKYO JAPAN
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2014年8月30日土曜日
感覚処理系から人工感覚系•人工神経系のウェアラブル端末へ
グーグルグラスなどのハイテクウェアラブル機器は“肩に乗った第三者”として振る舞うものが多く、現在の状況に関連する情報を装着者に提案する(装着者が映画館の前を通ると、ある映画を薦めるなど)。しかし、こうした提案はだしぬけに行なわれる。ハイテクウェアラブル機器はしばしば、自分自身の感覚系では起こらないような入力をして私たちを混乱させ、苛立たせる。
感覚系の場合、私たちは感覚への刺激に気をつけたり無視したりを自由に変えられる。必要なら刺激に感心を向け、そうでなければ目の前のタスクに集中する。私たちは、環境との前注意的(無意識的)な関わりを維持しながらタスクに集中できるという脳に備わった能力をウェアラブルコンピュータが活用できるかどうかを調べる実験を行っている。
(日経サイエンス 2014年10月号 p.35-36 ドゥブロンさんとパラディーゾさん Extra Sensory Perception より)
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