2013年4月30日火曜日

ユニクロの給与世界統一の方向性について

ユニクロの給与世界統一基準の方向性を指向する柳井さんの考えに同意します。なぜなら、グローバル展開している企業にとって、人事・業績評価の基準は同じである必要があるからです。一企業内での評価基準が同じであれば、同じ評価の人は、給与水準も同じでよいはずです。ただし、そのような、同一評価同一給与を行うことにより、全世界の従業員に対してあるインパクトを与えることになります。すなわち、あるインパクトによって、それは国民性の違いなどから、いくつかの国において、従業員のモラル低下や離職、加えてそれぞれの国の「世間」からの批判などが当然に発生し得る。したがって、まずユニクロが目指すもの、重点を置く国(または地域)を決定し、次にそれらの国に重点をおいた人事(給与)戦略をとった場合に、それ以外の国々おいてどのような影響があるか、またその影響は想定範囲内かどうかを、数値化して、最適な人事(給与)戦略とすることが必要だと思います。この時、影響度を数値化するヒントとして「国民性」を指標として用いることができると思います。

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