2015年8月21日金曜日

「プロ」=「野武士」

・・・そういうナインを束ね、常勝チームに育て上げたのが三原脩監督です。これは稲尾和久さんに昔聞いたのですが、南海戦かなにか大事な試合の前日に登板がなかった、だから当然その試合に投げるんだろうと思っていたら、三原監督が五千円くれて「遊んで来い」と言われたんだそうです。それで自分の登板はないと思った稲尾さんが夜の街に繰り出して遊んで帰って、翌日、球場に着くと、「さあ稲尾、先発行くぞ」(笑) BUNGEISHUNJU 2015.8 P.311
文藝春秋 2015年 08 月号 [雑誌]

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