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2017年10月23日月曜日

ツキジデスの罠

「ツキジデスの罠」は、紀元前五世紀、古代ギリシャ世界において、内陸指向国家で覇権国のスパルタが、急激に勃興する都市海洋国家のアテナイに恐怖心を抱き、戦争に至ったペロポネソス戦争を記述した歴史家のツキジデスに由来する。「アテナイの興隆とそれがスパルタに与えた恐怖、それが戦争を不可避とした」、ツキジデスは、そのように断じた。新興国の自信過剰とおごりと覇権国の自信喪失と恐怖感、追う者と追われる者とのこうしたゼロ・サム心理こそが、パワーの均衡と安定の最大の敵、つまり「罠」だというのである。(BUNGEISHUNJU 2017.10, P222) 私はこのツキジデスの罠は、国際政治の世界における中国と米国の関係から、果ては人間ひとり対ひとりに至るまで、この世の中に「ゆらぎ」を生じさせる力の一つのように思える。

2017年1月14日土曜日

エ・プルリブス・ウヌム(多様から生まれた統一)

トランプ氏は「米国第一主義」のもとに移民への排斥主義的な主張を繰り返し、大統領選で勝った。オバマ氏は演説で移民の子どもたちを大切にしなければ「われわれの子どもたちの未来も損なうことになる」と警告した。 … 「エ・プルリブス・ウヌム(多様から生まれた統一)」。米国の国章や硬貨には、ラテン語でこう刻まれている。 (日経  2017年1月12日朝刊6面 国際1)

2016年7月17日日曜日

イギリス人の歴史観にもとづくイギリス外交の勢力均衡政策

「伝統的なイギリス外交の勢力均衡政策とは、大陸ヨーロッパが一つの強大なパワーで統一され、イギリスが孤立しないように、常に列強間の勢力をバランスさせる。これが近代イギリスの「勝ちパターン」であったと言ってよい。」(BUNGEISHUNJU 2016.7, P164) 文藝春秋 2016年 07 月号 [雑誌]

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