2014年7月10日木曜日

猫ながら一の真理を感得


吾輩はこの刹那に猫ながら一の真理を感得した。
「得難き機会は凡ての動物をして、好まざることをも敢てせしむ」

「凡ての動物は直覚的に事物の適不適を予知す」

「危うきに臨めば平常なし能わざるところのものを為し能う。これを天佑という」

「凡ての安楽は困苦を通過せざるべからず」

(吾輩は猫である 夏目漱石)

苦沙弥先生すみません。最初の「得難き機会は・・・」を真理に入れ忘れてしまいました。でもこの世に生まれたこと自体が得難き機会であればこそ、好まざることをも敢えてするのは真理というより自然で、元来思慮せざることと思われまして。

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