ここでは、日本の金融機関でグローバルに業務展開している場合を考えます。
この場合の環境や法的仕組みからは、以下のような視点が考えられます。
1、日本の会社として存在する法的枠組による視点
2、一般的会社・組織を経営する際の視点
3、日本の金融機関として当局が行う規制・監督の視点
4、国際的な金融システムの安定を目的とした金融監督に関する視点
これらを踏まえて図にしたものが上のスライドです。1~4に対応するもものは主に次の通りです。
<日本の金融機関の経営管理の土台>
①会社法・会計基準等
②OECD
Corporate Governance,
COSO-ERM,
New COSO
③日本の金融規制・監督制度
④グローバルな金融規制・監督制度
ここで注意すべきことは、上記の土台を盲目的に経営管理に取り入れるのではなく、個々の金融機関ごとに自己の責任において、業務の特徴、存立基盤、経営を取り巻く環境を十分に把握した上で活用していくことが大切です。