2021年6月3日木曜日

私の街の現風景

私の住んでいる街では、

およそ千人に ひとりが新型コロナ感染者である。

今日は週に一度の近くのスーパーに買い物に行く日。

スーパーのレジで働いている人は、千人にひとり、必ず感染者に出会うのだと思うと、

もし私がスーパースプレッダーだったらどうしようと、

買い物に行って良いのかどうか、わからなくなる。


それでも。

レジ前の長蛇の列に並んでいると、

「こちらでも、どうぞ」と、声をかけてくれて、

「いつも、ご利用ありがとうございます」と。

これは、どうしたことだろう、と私は戸惑う。

そして、あ、いつものレジの人だ、またね。ホッとした。


私は朝ジョギングをすることが週に4日ほど。

ジョギングのコースは消防署の前を通る。

この一ヶ月くらい、アンビュランスが消防署の駐車場に、その朝、居ない。

でも、今朝は停車していた。

私が前を走りすぎた矢先、サイレンと共に、出動し、私を追い抜いて行った。

私は心の中で、行け早く行け全てを追い抜いて行け、と言った。


今朝、アンビュランスが、少しの間、その基地に停車していたのを見ることができて、

もしかしたら、

少しずつこのコロナ禍が、収まる方向に向かっていると思いたい。

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